キミが好きなのは俺
自分の部屋に着いた私は、パンプスを脱ぎ
少し靴擦れをした足を気にすることなくベッドへ向かい、ベッドの上に座る。
そして、今日健一さんからもらった袋の中から、きれいな包装紙に包まれた箱を取り出し
包みをはがして中身を確認する。
そこには、私が今日一目ぼれした、ひまわりのお皿とマグカップが入っていて
それらを見て、改めて嬉しさが込み上げてきた。
「とりあえず、お皿とマグカップ、飾っておこうかな。」
すぐに使うわけでもないし、せっかく健一さんから頂いたものだから
少しの間、棚に飾っておくことにした。
お皿とマグカップを置いただけなのに
なんだかお部屋の中がおしゃれになったみたいで、私のテンションも上がる。