キミが好きなのは俺

「でも・・・このまま帰るのも、なんか心配だな…。」


だからと言って、ずっと優くんの部屋に居続けるのもどうかと思うし…。




何かあった時に、私がすぐに駆け付けられればいいんだけど、優くんの連絡先知らないしな…。



「・・・あ、そっか!」


私の連絡先を書いたメモを残しておけばいいんだ。




もし優くんに何かあったり、誰かの助けが必要な時、私に連絡してもらえればすぐ駆け付けられるし。




私は、周りをキョロキョロ見渡し、机の横にある本棚に置いてあったメモ紙を1枚と、ボールペンを借りて

優くんへのメッセージを残すことにした。



《優くん
 私は自分のお部屋に帰ります。
 もし何かあったり、助けが必要な時は、連絡してね。
 早く良くなりますように。
 陽菜》



メッセージの後に私の連絡先も書いた。

よし、これで大丈夫かな。
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