キミが好きなのは俺
そして
マンションに着く寸前
マンションの目の前にあるコンビニが目に入る。
「…はぁ……はぁ…。」
息苦しい…呼吸が荒くなる。
心臓がドクドクと音を立て、急に緊張し始める。
私の歩くスピードがだんだんと遅くなる。
そして、足が止まる。
私が見つめる先
そこには
コンビニで買い物をする優くんの姿があった。
太陽が明るくて、コンビニの中が暗く見えるから
あまりはっきりと姿が見えるわけではないけれど
きっとあれは…優くんだ。
今までだったら
授業以外で優くんを見かけることは
きっととても嬉しくて幸せを感じていたと思う。