キミが好きなのは俺

多分



きっと



初めて優くんの寝顔を見た瞬間から




私は





恋に落ちていたんだと思う。





どこかの国の王子さまのようにきれいな顔をしていて



目を開けた優くんの瞳に、吸い寄せられ。



引き込まれるようで。




一緒にいるとドキドキして




頭をぽんぽんされたり



微笑みかけられたりすれば





心が温かくて、嬉しくなって…。





出会って間もなくて


優くんが王子さまみたいにかっこいいから



緊張でドキドキしていたんだと思っていたけれど





きっとすでに



心の中のどこかでは




私自身も気づかない“好き”の気持ちが生まれていて




だからドキドキもして





優くんと会えば会うほど



話せば話すほど



一緒に過ごす時間が増えれば増えるほど





その“好き”の気持ちが大きくなっていったんだ。







「優くん…私が好きなのは・・・優くんなんだよ。」
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