キミが好きなのは俺

この気持ちを、優くんに伝えさせてほしい。




別に、付き合うとか



そういうのは望まないから





せめて伝えることだけでもさせてほしいよ・・・優くん。





もう、遅いかな・・・?




今、優くんの質問に答えることは、もう叶わないことなのかな・・・?





「……はぁ…。」



私はひとつ、長く深いため息をついた。





・・・なんとなく、なんとなくだけど、分かっているんだ。





本当は、勘違いだって思いたい。




そんなことないって思いたい。






私に顔を向けてくれなかったことも



最後まで話をさせてくれなかったことも




移動教室に先に一人で行っちゃったことも・・・
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