キミが好きなのは俺

心を鎮めようと目を閉じても




止まることを知らない涙が次から次へと、気持ちと共に溢れ出る。





胸が痛くてズキズキする。






…そんなの嫌だよ、本当は。





もちろん、優くんの嫌がることは、絶対にしたくない。




だけど…




もっともっとこれから




優くんと会いたいし



たくさんお話したいし



一緒に笑ったり




お出かけとかも行ってみたい。





一緒に授業受けて


授業が終わったら一緒に移動して


また一緒に授業を受けて。




優くんとの思い出を、作っていきたい。




優くんと一緒に、大学生活を送りたいよ。





優くんの体調がもしまた悪くなったら



その時もまた助けてあげたいし、支えてあげたい。





優くんの力に、微力でもいいからなりたい。






それにいつか…一緒に牛乳ぷりんを食べてみたかった。





でも、優くんがこれ以上私と関わりたくないと思っているのに



無理してまで関わることはしたくない。





それに…無理に関わって、私のことを大嫌いになるくらいなら



せめて嫌いのままでとどまっていてほしい…。
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