キミが好きなのは俺

矛盾する私の心は




大きな振り子のように揺れていて




頭ではどうするべきか分かっているのに





決断することができないでいた。





もう会わない、話さないと決意しようとしても




でも、優くんとこれからも同じ空間・時間を過ごしたいと思ってしまう自分がやっぱりいて





せめてもの願いとして




最後に一度だけでいいから、話す機会が・・・ほしい




ほんの少しの時間でいいから



ちゃんと顔を合わせて


私の気持ちを、“好き”って気持ちを、伝えたい




そう思ってしまう自分がやっぱりいて





結局自分の気持ちが優先してしまう、心の弱さに勝てないでいた。





頭の中でどうするべきか決まっているのなら



実際にどうするか





その答えは一つしかないのに…。
< 362 / 395 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop