キミが好きなのは俺


2人ともお会計をして、お店を出る。





~♪~♬~♪~






「じゃあ、優くん、ここで。

 私、待ち合わせしているから。」






もうすぐかずさんの車がくるはず。






今日は優くんのことでたくさんびっくりして、

優くんのことを少し知れた日になったな。







「そうか。

 牛乳ぷりん、譲ってくれてありがとうな。


 家に帰ったら、さっそく頂くよ。」






優くんはそう言うと、

牛乳ぷりんの入った袋を胸の辺りまで持ち上げて、軽く揺らした。






「うん。

 食べたら、また感想きかせてね。」







「ん、わかった。

 じゃあ、またな、陽菜ちゃん。」






そう言って、歩いて行った優くんを見送る。








そして、優くんとすれ違いで、駐車場に、白色の車が入ってきた。







「あ、かずさんの車だ。」
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