人魚姫の願い
須崎望が美凪に近づいて行った。

美凪は心臓がドキドキとなるのがわかった。

「久しぶり、人魚姫さん。元気だったか?」

「げ‥元気ですよ‥。見ればわかりますよね?それと私は人魚姫じゃなくて、綾瀬美凪て名前があるんですよ!」

「はいはい。わかったわかった。人魚姫さん。」

全然わかってないじゃない!!

「まぁ、そんなムスッとするなよ。かわいい顔が台無しだよ。」

「えっ!?」

ドキッ。心臓が高鳴った。


「また同じ学校になれて嬉しいよ。俺は2年、健康スポーツ福祉コースの須崎望。因みに陸上部ね。よろしくな人魚姫さん!‥と、その友達!じゃあ、また!」

そう言うと望は友達と一緒に行ってしまった。

望が行ってしまった後、二人は急いで昼ごはんを食べて教室に戻った。戻った途端、智未の怒りが爆発した。

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