想い ~それぞれの気持ち~
「神谷くん!委員会よろしくね!」
休み時間になって私は翔と呼ばれている彼の元へ行った。
「こちらこそよろしく!あと、神谷ってあんま慣れねぇから翔でいいよ」
そういって優しく笑う彼はどこか隼人に似ていた。
ダメだ……
ほかの人に隼人を重ねて見ちゃダメだ…
わかってもなんか似てるんだよ…
「井上さん?」
黙っていた私に声をかけてくれる。
あぁ、そんなとこまで似てるな……
「うん、翔よろしく!私もさくらでいいよ」
少し照れ臭そうに翔は頷いた