想い ~それぞれの気持ち~








「神谷くん!委員会よろしくね!」

休み時間になって私は翔と呼ばれている彼の元へ行った。

「こちらこそよろしく!あと、神谷ってあんま慣れねぇから翔でいいよ」

そういって優しく笑う彼はどこか隼人に似ていた。

ダメだ……

ほかの人に隼人を重ねて見ちゃダメだ…

わかってもなんか似てるんだよ…

「井上さん?」

黙っていた私に声をかけてくれる。

あぁ、そんなとこまで似てるな……

「うん、翔よろしく!私もさくらでいいよ」

少し照れ臭そうに翔は頷いた





< 25 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop