不良くんに愛されて
どう抗っても意味がない。


こんなことになるなら、楓翔に送ってもらえばよかった。


どうすることもできず、諦めて目を閉じた。


すぐに終わる。


怖くない。


そう言い聞かせて時が経つのを待とうと思った。


そのとき


「おい、何してんだ?」


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