不良くんに愛されて
聞いたことのある声に目を開ける。


またしても、楓翔が立っていた。


前よりずっと険しい顔をしている。


「誰だお前?」


「邪魔すんなよ、いいとこなんだから」


鬼車の人たちが言う。


「へぇ、なんか楽しそうじゃん。オレも混ざっていいか?」


え、ちょっと何言ってんの?


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