不良くんに愛されて
「小さい声で、呟く程度には…。けど、オレ今日避けられた」


楓翔、マジでヤバいよ。


「今からでも遅くねぇ!謝ってこい!」


「わかってる」


まだ何か言いたそうにしている楓翔。


「まだなんかあんのか?」


「いや、自分でもわかんねぇんだけど。あいつに礼を言われると嬉しかった。あいつに避けれるとここら辺が痛くなった」


そう言って自分の胸を掴む楓翔。


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