不良くんに愛されて
静かに足を踏み入れ、ゆっくりと進む。


!!いた。


楓翔は仰向けになって寝ていた。


「楓翔」


小さい声で呼んでみる。


ピクッと反応し、私に気づいた楓翔は体を起こした。


───長い沈黙が続く。


先にその沈黙を破ったのは楓翔だった。


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