クールな公爵様のゆゆしき恋情
「!……アレク様」
急に顔を合わせる事になってしまい、私は慌てて俯きました。
だって私の顔は赤くなっているはずです。ドキドキして顔が熱くなってしまい自分でも止められないのです。こんな顔をしていたらアレク様に絶対におかしく思われてしまいます。
しばらくして「ラウラ」と呼ぶ声が頭上からしました。
その声はいつもより少しかすれていて、私はどうしたのかと思い顔を上げました。
その瞬間、アレク様と視線が重なりました。
アレク様に笑顔は有りません、いつもより真剣な顔をして私を真っ直ぐ見つめています。
息苦しい感覚でいっぱいになりながらも私は視線を逸らせませんでした。頭の中が真白になってしまって何も考えられません。言葉も出て来ないのです。
アレク様の顔が近付いてきます。
瞬きも出来ない私の唇に、アレク様の唇が重なりました。
それは本当に短い間の出来事でした。
アレク様は直ぐに離れて行きます。時間が漸く流れ出し、私はぱちぱちと瞬きをしました。
サワサワと風で花達が揺れる音が聞こえて来ました。遠くで鳥の鳴く声も。
私の背中にアレク様の腕ががそっと回りました。
「ラウラ」
アレク様の優しい声が聞こえてきます。
初めてのキスはあまりにも突然で、混乱して、でも私は気が付きました。
これが恋する気持ちなんだと。
それがとても嬉しくて、私はアレク様の胸元の服をしっかりと掴んで寄り添いました。
急に顔を合わせる事になってしまい、私は慌てて俯きました。
だって私の顔は赤くなっているはずです。ドキドキして顔が熱くなってしまい自分でも止められないのです。こんな顔をしていたらアレク様に絶対におかしく思われてしまいます。
しばらくして「ラウラ」と呼ぶ声が頭上からしました。
その声はいつもより少しかすれていて、私はどうしたのかと思い顔を上げました。
その瞬間、アレク様と視線が重なりました。
アレク様に笑顔は有りません、いつもより真剣な顔をして私を真っ直ぐ見つめています。
息苦しい感覚でいっぱいになりながらも私は視線を逸らせませんでした。頭の中が真白になってしまって何も考えられません。言葉も出て来ないのです。
アレク様の顔が近付いてきます。
瞬きも出来ない私の唇に、アレク様の唇が重なりました。
それは本当に短い間の出来事でした。
アレク様は直ぐに離れて行きます。時間が漸く流れ出し、私はぱちぱちと瞬きをしました。
サワサワと風で花達が揺れる音が聞こえて来ました。遠くで鳥の鳴く声も。
私の背中にアレク様の腕ががそっと回りました。
「ラウラ」
アレク様の優しい声が聞こえてきます。
初めてのキスはあまりにも突然で、混乱して、でも私は気が付きました。
これが恋する気持ちなんだと。
それがとても嬉しくて、私はアレク様の胸元の服をしっかりと掴んで寄り添いました。