Story-SORA.
俺はくるっと後ろを向いた。

「俺はそーゆうの嫌いなわけ。冒険とかなんとか…。好奇心ゼロなわけ。」

俺は自分で感じていることと矛盾していることを言った。

……………

何?あいつら、シカト?

「おいっ!」


――――――――…

俺が振り向いた時、ふたりはすでに光の中を進んでいた。だんだん二人の後ろ姿が遠くなってゆく。

「……ちょっと待てよ!」

なんなんだよあいつら。人のこと置き去りにして…

俺は走り出した。
光の中へと。
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