Story-SORA.
自分の足が地を蹴るたびに軽快な音がなる。気持ちいい。

やっと二人に追い付いた俺は二人の肩を掴む。

「おいっ!お前ら………」

その瞬間だった。

俺達を包んでいた光は一瞬のうちに消え、目の前には自然豊かな森が広がっていた。

「なんだここ…?」
「………す」

「「ん?どした?空…」」

「すっげぇ!!」

「「!?」」

「すげぇよ!なんだよここ!ぜってぇ地球じゃねぇよ!なにが起こったんだよ!!」

俺はものすごく興奮していた。

「ぉい空?お前渋ってたくせに一人で1番盛り上がってんじゃねぇかよ?」
要が笑う。

「空ってそんなふうに跳びはねたの、小学生以来だなっ♪」
トモは懐かしそうに笑う。

俺は自分でもばかだと思うくらいはしゃいでいた。
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