好きな姿



1ヶ月記念日――…


「ねぇっ、誕生日プレゼント何がいい??」


もうすぐ誕生日だった君に聞いた、私の部屋。


「――んー…」


「七瀬くーんっ?」


顔を覗き込んだ私を、君は頬を染めて見つめた。


「――名前で呼んでくれればいいよ。…雪。」


ちょっとだけ拗ねた声で言った。

私が、子供っぽくて可愛い…って言ったら、怒られたっけ。

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