エメラルド・エンゲージ〜罪の葉陰〜





下層階級に生まれた〈エメラルド〉は首都に引き渡す義務があり、彼らは教育をほどこされ、権力者たちにステイタスとして所有される。


〈リーフ〉は首都に渡す義務はないが、貧しさから人買いに売られる場合が多い。

特に女子は高値で買い取られ、『緑の宿』と呼ばれる、〈リーフ〉の女性だけを集めた娼館などに身を置くことになる。



上層階級に生まれた〈エメラルド〉〈リーフ〉はどちらも家の守り神として丁重に扱われるが、彼らも下層生まれの〈エメラルド〉同様、愛玩物の域を出ない存在であり、社会的な地位や権力は持たない。





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