溺愛〜ラビリンス〜

進んで行く行為に声をあげ、涙が溢れる目を閉じ諦めの気持ちになった。



あつくんの行為に耐えどれ位経ったのか、指が引き抜かれあつくんが小袋の口を開け準備をしていた。


力を振り絞り起き上がろうとすると、素早くあつくんが跨がって来た。


「ダメだよ。大人しくしてて。」


と言ってキスをしてきた。

そして大人しくなった私の中にゆっくり入ってきた。

余りの痛みに目眩がしてポロポロと涙をこぼした。


「痛いッ!ッツ…イヤァ…助けてェ…ウウッ」


激しい痛みに悲鳴をあげても、あつくんは止まる事なく先に進む。


「ッツ!あぁッ!」


次の瞬間、奥まであつくんが入っていた。


「全部入ったよ。」


満足そうに言うあつくんに私はただ涙を流すしかなかった。






全てが終わりあつくんは嬉しそうに


「柚ちゃん可愛かったよ…」


と言ってシャワーをしに浴室へ入った。


体を解放された私は虚ろな瞳で天井を見ていた。

何もかもが変わってしまった。もう前と同じには戻れない。






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