溺愛〜ラビリンス〜
近づいてソファーに座りため息をついた龍也は側近としてというより、長い付き合いの親友としての顔で話す。
「大丈夫じゃねぇだろ?」
「フッ、大丈夫だ…」
「俺が心配してるのは、白王子の事を殺してしまう様な事にならないかって事だ…」
龍也は真剣な表情で言う。
「大丈夫だ…アイツの事殺したい位腹が立ってるが、同じ位アイツが暴走した気持ちも分かるからな…だから…大丈夫だ。」
多分…な
「そうか…なぁ、悠斗…」
龍也が言いづらそうに言葉を切る。
「どうした?」
珍しく歯切れが悪く、なかなか言い出さない龍也に訝しげな視線を向けた。
「柚ちゃんの事、お前はどうするつもりなんだ?白王子にヤられちゃったんだろ?気持ちは変わんないのか?このまま同じ様に好きだと思えるのか?」
真面目な顔で聞く龍也に俺はコイツの真意を計りかねながら正直な気持ちを言う。
「そんな簡単な気持ちじゃねぇよ…それ位で諦められるならこんな悩んだり苦しい思いしてねぇ…」
それは多分…翔真も淳稀も同じだ…
「…そうか。」