溺愛〜ラビリンス〜

「渉くん?」


意味が分からず渉くんをに見ていると


「柚?大丈夫だ…渉の事は放っておけ。」


翔兄ぃが私にいつもの様に言う。
翔兄ぃのいつもの言葉を聞き何だかすごく安心した。


「うん…」



その後、私と翔兄ぃは総長室に入って二人で話しをした。


「柚?」


話しかけてきた翔兄ぃは、何だかいつもより怖い顔をしていた。


「何?…翔兄ぃ?」


私は首を傾げて翔兄ぃの話しを待つ。


「今日…鷹宮に会って来た。」


翔兄ぃの口からあつくんの名前を聞いて息が止まりそうになる。


「ッツ!」


「それで…俺が言うべき事は言ってきた。大丈夫だ…乱暴はしてない…」


私の表情を見て私が気にしている事をすぐに気づき説明してくれる翔兄ぃ…


「俺は…鷹宮に柚を俺から奪おうとするなら殺すって言ってきた。」


「翔…兄ぃ…」


「柚?大丈夫だ…」


翔兄ぃが私を抱きしめて言う。


「柚の事は…これから先も俺が守る。ずっとだ…だから安心しろ?」




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