溺愛〜ラビリンス〜

だから少し考えてすぐキスする事をOKした。
私がOKした事に翔兄ぃは驚いた。


「良いのか」


確認して聞いてきたのが、翔兄ぃらしいと言えば翔兄ぃらしいけど…でも不安そうな表情の翔兄ぃはやっぱりいつもと違う気がした。


「翔兄ぃ…自分で言っておいて良いのかって聞くって変だよ？。」


私が笑いながら言うと、翔兄ぃは私をジッと見つめたまま微笑んだ。


「フッ…そうだな。変だな？俺は柚の事になるといつもおかしくなるんだよ。」


私に翔兄ぃをおかしくする力なんてあるとは思えないけど、翔兄ぃにそう言ってもらえるのは特別だって言ってもらったみたいで嬉しかった。


「フフフッ…私のせいなの？」


「ああそうだ…柚のせいだ。」


翔兄ぃは立ち上がると私の隣に座った。翔兄ぃの手が肩に置かれ顔が近づいてくる。私は目を閉じて待った。すぐに温かい感触が唇に触れた。そっと触れた唇はいつの間にか激しくなり、私の中に翔兄ぃの舌が入って来て角度を変えて私の唇を食べる様にキスをする。


「ンッ、ンッ…」