溺愛〜ラビリンス〜
「ゆうくん…」
私が声を発すると同時にゆうくんの手の動き出す。その愛撫に体が震えた。
「ゆうくん…恐い……」
私がそう言うとゆうくんは手の動きを止める。
「柚…俺の事を見て。」
目を開けるとゆうくんの顔が見える。
「柚に触れているのは俺だ。淳稀じゃない……」
「…ゆうくん……」
「それでも恐いか?」
ゆうくんの真剣な眼差しに何故か恐いって気持ちが薄れていった。
私はそっと目を閉じた。 ゆうくんはそれが返事だと分かったんだろう……私にキスをしながら愛撫を再開した。
「アッ、アッ……」
どんどん進んで行くゆうくんの愛撫に戸惑いながらも声が出てしまう。
「柚……」
ゆうくんの声はいつもと違っていて、表情も切なそうな感じだった。
最初で最後……何て残酷なんだろう…ゆうくんの気持ち全てが分かる筈もないけど……私はこんなゆうくんを一瞬でも受け入れてあげたいと思った。
気がつくといつの間にか下着も脱がされていてゆうくんの手が私の胸に直に触れてくる。
「ウン…ン……アッ……」