溺愛〜ラビリンス〜
「柚?…言って良い。どんな言葉も受け留めるって言ったろ?」
柚が俯いた顔を上げて視線があった。
「ゆうくん…ごめんなさい。私……ゆうくんの気持ち嬉しかったけど、応えられない。」
「……」
とうとう柚に引導を渡された。
「…ごめんなさい。」
「ハァ……柚、それが柚の結論なんだな?」
「…うん。」
「……翔真を選ぶって事なんだな?」
「……うん。」
柚が躊躇いがちに返事をした。俺は堪らず柚を抱きしめた。
「……少しの間このままでいさせてくれ……」
今の俺の顔を柚に見せられない。俺の頬には涙が伝っていた。
「ゆうくん……」
柚が不安そうに俺の名前を呼び、ギュッと抱きしめ返してきた。
「柚…」
俺も腕の力も強くなる。
「……ゆうくん…ごめんなさい。何回も助けてもらって、いっぱい優しくしてもらったのに……」
「……」
「私は酷いって思う……ごめんね……許して……」
「柚……」
柚が俯いた顔を上げて視線があった。
「ゆうくん…ごめんなさい。私……ゆうくんの気持ち嬉しかったけど、応えられない。」
「……」
とうとう柚に引導を渡された。
「…ごめんなさい。」
「ハァ……柚、それが柚の結論なんだな?」
「…うん。」
「……翔真を選ぶって事なんだな?」
「……うん。」
柚が躊躇いがちに返事をした。俺は堪らず柚を抱きしめた。
「……少しの間このままでいさせてくれ……」
今の俺の顔を柚に見せられない。俺の頬には涙が伝っていた。
「ゆうくん……」
柚が不安そうに俺の名前を呼び、ギュッと抱きしめ返してきた。
「柚…」
俺も腕の力も強くなる。
「……ゆうくん…ごめんなさい。何回も助けてもらって、いっぱい優しくしてもらったのに……」
「……」
「私は酷いって思う……ごめんね……許して……」
「柚……」