溺愛〜ラビリンス〜
「渉くんの言ってる事も分かるけど、それが爽くんらしいし、明るくて賑やかなのは爽くんの良い所だから。今までそんな爽くんの明るさに助けられたり、励まされたりしてきたから、私はどっちかというと爽くんの賑やかな所って好きだよ?」
私がそう言うと渉くんはため息を吐いた。
「…分かってる。でもさ、今は翔真がこんな状態で、まして此処は病院内だから…明るくて良いって言える場合じゃないんだよ…」
「…渉くん…」
私達は会話をしながら翔兄ぃのいるICUの病室へと向かった。
「駄目だな…俺、翔真の事で頭がいっぱいで…余裕なくて苛々してる。」
渉くんはそう言って俯いてしまった。
「渉くん…ありがとう。翔兄ぃや、私達家族の事気にしてくれて…いつも感謝してるけど、改めてこんな状況になって渉くんがどれだけ翔兄ぃの事大事に思ってくれているか分かるよ。」
「柚ちゃん…」
「翔兄ぃも目を覚ましたら、渉くんに頭上がらないね?きっとありがとうって何回もお礼を言うと思う。」
私が笑いながら言った。翔兄ぃが目を覚ます事は絶対で、だから渉くんにありがとうを言うんだと…伝えたかった。
「…そうだね。早く言ってもらいたいな。」
そんな事を言いながら翔兄ぃの病室を目指して廊下を歩いた。
私がそう言うと渉くんはため息を吐いた。
「…分かってる。でもさ、今は翔真がこんな状態で、まして此処は病院内だから…明るくて良いって言える場合じゃないんだよ…」
「…渉くん…」
私達は会話をしながら翔兄ぃのいるICUの病室へと向かった。
「駄目だな…俺、翔真の事で頭がいっぱいで…余裕なくて苛々してる。」
渉くんはそう言って俯いてしまった。
「渉くん…ありがとう。翔兄ぃや、私達家族の事気にしてくれて…いつも感謝してるけど、改めてこんな状況になって渉くんがどれだけ翔兄ぃの事大事に思ってくれているか分かるよ。」
「柚ちゃん…」
「翔兄ぃも目を覚ましたら、渉くんに頭上がらないね?きっとありがとうって何回もお礼を言うと思う。」
私が笑いながら言った。翔兄ぃが目を覚ます事は絶対で、だから渉くんにありがとうを言うんだと…伝えたかった。
「…そうだね。早く言ってもらいたいな。」
そんな事を言いながら翔兄ぃの病室を目指して廊下を歩いた。