ツンデレ社長の甘い求愛
「社長には他に大切な女性がいます。……ですが私は、社長のことを上司として尊敬しておりますし、異性として好意を抱いています」
「……なんと」
カミングアウトに会長は目を丸くさせた。
「なので昨夜は夢のような時間を過ごすことができました。……あんなに高価なものまでいただいてしまい、さらには社長と一緒にパーティーに参加で来て幸せでした。ありがとうございます」
全てのものが現実離れしていて、まさに夢の世界にいるようだった。
社長と山本さんが同一人物だと認識させられ、社長の意外な一面を見ることができて……。
私は社長に惹かれている。
気持ちを加速させられている。
だからこそ幸せなひと時だった。
「社長がお選びになった女性です。きっと素敵な方だと思います」
あの社長が堪らなく甘い顔をして話す相手だもの。
会長だって気に入るはず。
会長には申し訳ないけれど、全てを話すことができてホッと胸を撫で下ろしてしまう。
タイミングよく昼休み終了を知らせるチャイムが鳴り響いた。
「えっと……それでは勤務に戻らせていただきます。今回のことは本当に申し訳ありませんでした」
立ち上がり深々と頭を下げ、去ろうとしたときだった。
「……なんと」
カミングアウトに会長は目を丸くさせた。
「なので昨夜は夢のような時間を過ごすことができました。……あんなに高価なものまでいただいてしまい、さらには社長と一緒にパーティーに参加で来て幸せでした。ありがとうございます」
全てのものが現実離れしていて、まさに夢の世界にいるようだった。
社長と山本さんが同一人物だと認識させられ、社長の意外な一面を見ることができて……。
私は社長に惹かれている。
気持ちを加速させられている。
だからこそ幸せなひと時だった。
「社長がお選びになった女性です。きっと素敵な方だと思います」
あの社長が堪らなく甘い顔をして話す相手だもの。
会長だって気に入るはず。
会長には申し訳ないけれど、全てを話すことができてホッと胸を撫で下ろしてしまう。
タイミングよく昼休み終了を知らせるチャイムが鳴り響いた。
「えっと……それでは勤務に戻らせていただきます。今回のことは本当に申し訳ありませんでした」
立ち上がり深々と頭を下げ、去ろうとしたときだった。