ツンデレ社長の甘い求愛
「私も社長のことが大好きですっ……! 最初は正直苦手でした。……でも社長は引っ越しの挨拶をしに来てくれたとき、素の私を見ても全然引かないでくれて……一緒にいると心穏やかになれて……」
涙を堪えながら必死に自分の想いを伝えていく。
そんな私の背中を社長は優しく撫で続けてくれた。
「会社で社長と話す機会が増えて、社長のことを知るほどに惹かれていって……。言葉とは裏腹にいつも優しくて、ちょっと不器用なところも子供っぽいところも、すべてが大好きです! ……嘘をついていてごめんなさい。すぐに本当のことを言えなくてごめんなさい」
せきを切ったように溢れ出る気持ち。
やっと伝えられた。私の気持ちをすべて。
鼻を啜り、落ち着かせるように大きく深呼吸をすると、ゆっくりと身体が離されていく。
すると社長の長い指が、私の涙をそっと拭ってくれた。
「謝るなよ。……言っただろ? どんなお前も好きだって」
「社ちょ――……」
言葉が続かなかった。
彼にあっという間に口を塞がれてしまったから。
涙を堪えながら必死に自分の想いを伝えていく。
そんな私の背中を社長は優しく撫で続けてくれた。
「会社で社長と話す機会が増えて、社長のことを知るほどに惹かれていって……。言葉とは裏腹にいつも優しくて、ちょっと不器用なところも子供っぽいところも、すべてが大好きです! ……嘘をついていてごめんなさい。すぐに本当のことを言えなくてごめんなさい」
せきを切ったように溢れ出る気持ち。
やっと伝えられた。私の気持ちをすべて。
鼻を啜り、落ち着かせるように大きく深呼吸をすると、ゆっくりと身体が離されていく。
すると社長の長い指が、私の涙をそっと拭ってくれた。
「謝るなよ。……言っただろ? どんなお前も好きだって」
「社ちょ――……」
言葉が続かなかった。
彼にあっという間に口を塞がれてしまったから。