ツンデレ社長の甘い求愛
「え、ちょっとカイくんどうしたの?」
慌てて起き上がりカイくんを宥めていく。
すると社長がカイくんを見て、呟いた。
「もしかして俺、嫌われたのかもしれない」
「――え」
「俺にかすみのことを取られると思ったんだろう」
嘘、カイくんが?
信じられずカイくんを見つめてしまうと、カイくんは鼻を「クゥ―ン」と鳴らし、すり寄ってきた。
可愛い行動にさっき感じた胸キュンとは違う思いが込み上げてきてしまう。
あぁ、もう。
カイくんってばどうしてこんなにも可愛いのだろうか。
我慢できず抱きしめてしまうと、社長は盛大な溜息を漏らした。
「それに比べてラブ、お前は……。寂しくないのか? 俺がかすみにとられても」
「ワンッ!」
どうやらラブちゃんはなんとも思わないようで、すぐに社長の元から離れ、カイくんの元へ駆け寄ってきた。
本気で落ち込む社長に堪らず声を上げて笑ってしまった。
「おい、どうして笑う」
「すみません」
当然社長は面白くなさそうに顔をしかめた。
口元を手で覆い落ち着かせた後、社長の元へ移動し、自分から頭を彼の肩に預けた。
「おかしくて笑ったんじゃないんです。可愛いくてその、社長のことが愛しいなって思って」
「……なんだそれ」
慌てて起き上がりカイくんを宥めていく。
すると社長がカイくんを見て、呟いた。
「もしかして俺、嫌われたのかもしれない」
「――え」
「俺にかすみのことを取られると思ったんだろう」
嘘、カイくんが?
信じられずカイくんを見つめてしまうと、カイくんは鼻を「クゥ―ン」と鳴らし、すり寄ってきた。
可愛い行動にさっき感じた胸キュンとは違う思いが込み上げてきてしまう。
あぁ、もう。
カイくんってばどうしてこんなにも可愛いのだろうか。
我慢できず抱きしめてしまうと、社長は盛大な溜息を漏らした。
「それに比べてラブ、お前は……。寂しくないのか? 俺がかすみにとられても」
「ワンッ!」
どうやらラブちゃんはなんとも思わないようで、すぐに社長の元から離れ、カイくんの元へ駆け寄ってきた。
本気で落ち込む社長に堪らず声を上げて笑ってしまった。
「おい、どうして笑う」
「すみません」
当然社長は面白くなさそうに顔をしかめた。
口元を手で覆い落ち着かせた後、社長の元へ移動し、自分から頭を彼の肩に預けた。
「おかしくて笑ったんじゃないんです。可愛いくてその、社長のことが愛しいなって思って」
「……なんだそれ」