ツンデレ社長の甘い求愛
仙田くんや佐久間くんのしたことは許せないけれど、それでも今まで切磋琢磨してきた同期だ。

新たな気持ちで頑張って欲しいと心から願った。



退院した会長に社長とふたりで会いに行き、私たちのことを報告すると会長は泣いて喜び、「孫を抱くまで死ねん」と言って私達を安心させてくれた。


しかし有言実行する会長の行動力は素早くて、私たちの知らないところで会長は私の両親や由美ちゃんとコンタクトを取り、晴れて私たちは両家公認の付き合いとなった。


三周年限定商品のフラワーチョコレートも、見事狙いのターゲット層に受け、一時生産が追い付かないほどの人気を博した。


これを機に大久保さんたちは、事業を拡大し今では我が社の大切なお取引先となっている。




そして一年後――……。

神聖な場所である神様の前で、カイくんやラブちゃん、大切な人達に見守られ、私たちは永遠の愛を誓った。

どんな私もまるごと愛してくれる彼と……。
< 328 / 347 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop