ツンデレ社長の甘い求愛
あれ、どうしたんだろう。
皆さんの愛犬は小型犬ばかりで抱っこした状態で話していた。
「おはようございます」
不思議に思いながらも挨拶をすると視線が一斉に注がれた。
そしてなにかを言いたそうに、それぞれ顔を見合わせ目配せしている。
さすがに素通りできず先に進みたいカイくんのリードをしっかり握り、皆さんの顔を窺いながら尋ねた。
「あの、なにかあったんですか?」
するとそのうちのひとりが「あれを見てください」と言いながら、指差した先。
「あれ……?」
言われるがまま指差された先へ視線を向けると、そこにはなんとラブちゃんと無邪気に戯れる山本さんの姿があった。
「初めて見る顔ですよね? 挨拶しても無視されたんです。しかも見た目からして怪しくないですか? それでみんなして警戒していたんです」
「もしかしたら、犯罪を犯して逃亡中の犯人かもしれないって」
「犬を使って一般人のフリをしているのかもしれませんよね!」
皆さんの愛犬は小型犬ばかりで抱っこした状態で話していた。
「おはようございます」
不思議に思いながらも挨拶をすると視線が一斉に注がれた。
そしてなにかを言いたそうに、それぞれ顔を見合わせ目配せしている。
さすがに素通りできず先に進みたいカイくんのリードをしっかり握り、皆さんの顔を窺いながら尋ねた。
「あの、なにかあったんですか?」
するとそのうちのひとりが「あれを見てください」と言いながら、指差した先。
「あれ……?」
言われるがまま指差された先へ視線を向けると、そこにはなんとラブちゃんと無邪気に戯れる山本さんの姿があった。
「初めて見る顔ですよね? 挨拶しても無視されたんです。しかも見た目からして怪しくないですか? それでみんなして警戒していたんです」
「もしかしたら、犯罪を犯して逃亡中の犯人かもしれないって」
「犬を使って一般人のフリをしているのかもしれませんよね!」