ツンデレ社長の甘い求愛
「安心してください! 皆さんには山本さんは良い方ですよってしっかりアピールしておきましたからね」
先ほどまで忙しなく目は泳いでいたというのに、話を聞いて今度は凝視してくる。
山本さんとは出会ってまだ一週間。こうやって話した時間はわずかだ。
それでもそのわずかな時間の中で、彼は嘘がつけない人なんじゃないかなとか、すべて顔に出てしまう人だろうかとか……。
安易に想像できてしまう。
やっぱり彼と一緒に過ごしていると、心が穏やかでいられる。癒されちゃうよ。
いまだに茫然と私を見つめる山本さんにクスリと笑ってしまった。
「もしかして私の顔になにか付いています?」
顔を覗き込みながら、からかい口調で言えば途端に山本さんは顔を強張らせ、大きく後ろに後退りした。
「いっ、いいえ! なにもついてません!!」
そして必死に手を振って否定してくるものだから、ますます笑ってしまった。
だめだな、山本さんといると気が緩んでしまうよ。
彼が放つオーラが私の心を穏やかにしてくれるから。
しばし笑ってしまっていると、山本さんはガシガシと頭を掻きながら話し出した。
先ほどまで忙しなく目は泳いでいたというのに、話を聞いて今度は凝視してくる。
山本さんとは出会ってまだ一週間。こうやって話した時間はわずかだ。
それでもそのわずかな時間の中で、彼は嘘がつけない人なんじゃないかなとか、すべて顔に出てしまう人だろうかとか……。
安易に想像できてしまう。
やっぱり彼と一緒に過ごしていると、心が穏やかでいられる。癒されちゃうよ。
いまだに茫然と私を見つめる山本さんにクスリと笑ってしまった。
「もしかして私の顔になにか付いています?」
顔を覗き込みながら、からかい口調で言えば途端に山本さんは顔を強張らせ、大きく後ろに後退りした。
「いっ、いいえ! なにもついてません!!」
そして必死に手を振って否定してくるものだから、ますます笑ってしまった。
だめだな、山本さんといると気が緩んでしまうよ。
彼が放つオーラが私の心を穏やかにしてくれるから。
しばし笑ってしまっていると、山本さんはガシガシと頭を掻きながら話し出した。