さくらの空
「じゃあ、今日はこの辺にしますが、来週までに修士1年の人はテーマを決めてきてくださいね」


教授がそう高らかに宣言するのと同時に部屋を飛び出した。


時計の針は12時30分を少し過ぎたあたりを指している。




全力で走れば、今ならまだ間に合うはず・・・
< 12 / 56 >

この作品をシェア

pagetop