さくらの空
週末土曜日、約束の時間に集合場所へ行くと、
やはりというかまだ誰も来ていなかった。
仕方なく、まず千秋に電話する。
(あーすいません。あとすこしでつくんで。)
次に健吾。
(わりぃ、今起きた)
・・・どいつもこいつも期待を裏切らない。
もちろん悪い意味でだが。
結局全員が集まったのは集合時間を軽く1時間ほど過ぎた後だった。
「すいません、みんなのお弁当作ってたら遅くなりました」
「って本気で遠足に行くつもりかよ」
「ちゃんとお菓子も300円以内にしたんだよね?」
よせばいいものを健吾まで絡んでくる。
「もちろんですよ、そこは守らないと。あ、バナナってお菓子に入るんでしたっけ?」
「もしかして持ってきたとか?」
「もちろん全員分ありますよ」
・・・なんか先が思いやられるんですけど。
「とりあえず日が暮れる前に出発しようぜ」
健吾の一声で全員車に乗り込んだ。
が、しかし。
やはりというかまだ誰も来ていなかった。
仕方なく、まず千秋に電話する。
(あーすいません。あとすこしでつくんで。)
次に健吾。
(わりぃ、今起きた)
・・・どいつもこいつも期待を裏切らない。
もちろん悪い意味でだが。
結局全員が集まったのは集合時間を軽く1時間ほど過ぎた後だった。
「すいません、みんなのお弁当作ってたら遅くなりました」
「って本気で遠足に行くつもりかよ」
「ちゃんとお菓子も300円以内にしたんだよね?」
よせばいいものを健吾まで絡んでくる。
「もちろんですよ、そこは守らないと。あ、バナナってお菓子に入るんでしたっけ?」
「もしかして持ってきたとか?」
「もちろん全員分ありますよ」
・・・なんか先が思いやられるんですけど。
「とりあえず日が暮れる前に出発しようぜ」
健吾の一声で全員車に乗り込んだ。
が、しかし。