さくらの空
「だーかーら、そんなじろじろ見ないでくださいよ、恥ずかしい。」

「いやー、女の子の部屋といってもあんま変わらないなぁ」

「まぁそんなにもの多くはありませんね。物増えると引っ越しとかめんどそうだし。」

「で、寝てなくていいのか。熱あるんだろ?」

「ありますけどー。先輩いるのに寝れるわけないじゃないですか。」

「なら俺はもう帰るからおとなしく寝てろよ。」

「別に帰らなくてもいいですけど・・・あ、そうだわたしおなか空きました。」

・・・やばい、何か壮絶な地雷を踏んだ気がする。


「昨日から寝ていて何にも食べてないんですよねー。

おとなしく寝てるんで、その間に何か作ってくださいよー。」

だよな。やっぱりそうなるか。

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