好きって言ったら、どうする?
*Section2
「かーんーなっ!
なに見てるのー?」
「んー?携帯で撮った写真だよ。」
学校のお昼休み
じーっと携帯を見つめていると
親友のカナから話しかけられ 携帯を覗かれる。
───あの出会いから1ヶ月後
私は今でも
勇さんとは交流を持ち続けていた。
「え、誰この人?
かっこいいけど、厳つ!」
「仲良いラーメン屋のバイトさん。
20歳の大学生なの。」
「20歳?うちらと2歳違いじゃん!」
意外と近いんだねー!と
その写真をまじまじと見るカナ。
写真に写っているその大学生とは
───もちろん、勇さんのこと。
あれからちゃんと家に帰って
改めてお店にお礼に行き
それから、連絡先を交換した。
それ以来、
私たちは仲の良い関係を続けている。
──私の気持ちも、あのまま。
(…一瞬の気の迷いかと思ってたのに…。)
あれから
気持ちは消えるどころか
どんどん───好きになっていた。
今ではこうして写真を眺めてしまうほど
重症になっていて───