好きって言ったら、どうする?









(でもあいつも俺にピアスくれたしな…。)










しかも 俺好みのやつ。






俺は自分の誕生日にもらった
柑奈からのプレゼントを思い出して

俺は考えを固めた。











───よし、ネックレスにしよ。











(あとはいつ買いに行くか、か……。)











俺は洗い物を終わらせ
仕込みの確認をしながら

自分の予定を静かに思い出す。






今日から5日間は1日バイトで……












(………あ?)












───ちょっと待て。





空いてる日…イブ前日しかなくね?









俺はそう思い出しながら
自分のスケジュールの混み具合に少し焦った。






2日前しか行く暇無いって……











(マジかよ---。)











内心 思わず苦笑いをする。





でも、25日を空けるためには
このくらい前のうちに働いておかないといけない。




こんな忙しい時期に2日休みもらえることにむしろ感謝するべきか…。











「おい勇、もうそろそろ開店するぞー。」

「分かりました。」











そんなことを考えていると


不意に事務所から店長が顔を出して
俺にそう告げる。






俺はそれに返事をすると


頭を仕事モードに切り替えて
店の暖簾をかけに、外へと出た───。










▲勇side END▲
< 253 / 428 >

この作品をシェア

pagetop