好きって言ったら、どうする?
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「かぁーんなっ!おはよー!」
「あ、カナ!おはよう!」
そして
私は学校にいつもより早く到着して
少し経った後、カナがいつも通り登校して来た。
カナの姿を見て
私は小走りで駆け寄る。
「どうだった昨日?
ちゃんとお兄さんと楽しめた?」
「うん!それはもう幸せ過ぎる位に!!」
「お〜!詳細聞きたい!」
私がカナにそう言うと
カナは笑顔でそう返し
私の席の前の椅子に座って
そして、催促するように
ペチペチと私の机を叩いた。
「写真とか撮った?」
「うん!撮ったよ!………はい、これ!」
私は携帯を取り出して
カナに昨日撮った写真を見せると
カナはそれを見ながら
キャーキャーと騒ぎだす。
「うわぁー!!
お兄さんかっこいいじゃん!あっちも気合い入れてきてんね!」
「私もこんなよそ行きモードの勇さん初めて見たよ。」
実物はもう写真よりも
輝かしく光ってたしね、なんて
私はカナに惚気ながら
昨日の遊園地デートのことを報告する。
カナはそれを聞きながら
楽しそうに笑っていた。