人狼ゲーム

《では、処刑会議を開始して下さい。》


ー残り10分です。ー



「そんな....まっさん....あんな良い奴が、どうして....。」


きのこ野郎は唇を噛み締める。


オールバックは冷静に状況を見極めていた。


「恐らく、人狼側にとって脅威になりそうやと思われたんちゃうか。唯一、積極的に発言してたし、俺的に村人目線だと感じる言葉が多かったように感じてたから。」


俺と全く同じ考えを持つ奴がいたんだと、少しオールバックに感激した。


オホン、と咳払いをし、家なき子が場を仕切る。


「それでは、処刑会議にうつりましょう。まず、ねこまたと木の葉、占い結果からお願いします。」


視線が一気に、ねこまたと木の葉、２人の占い師に注がれる。