青玉。
そして沈黙


『(うぅー気まずい…何か会話!)あのさ…』


「なぁ…」


『えっ!なっ何?』


神田君は私を見る


「どこかで会ったことない?」


『え…?今日が初めてだと思うけど?』


「あー人違いか?」


『あのさ!』


「ん?」


『どうしてこっちに戻ってきたの?』


「またその質問か…」


『えっ!あっごめんね…』


「なんで宮崎が誤んだよ…はぁ…親父の跡を継ぐからだよ」


『跡を継ぐ?』


「そう。俺んちガラス屋。ガラス職人。」


『ガラス職人!?すごーい!』


「すごかねぇよ。親父は凄いけど俺はまだまだ」


『そうなんだ…でも何で私に教えてくれたの?今日会ったばかりなのに…』


「さぁ?なんでだろうな?」


『あはは可笑しい!』


「笑うほどかよ」


微笑む神田君

その笑顔にドキッとする私


『(なんだろう…今の…)』


心地よい風が私達を通り越していく


これからどんなことが待ち望んでいるか今はまだ知るしもなかった


続く...
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