オレの隣で、笑って。 【完結】
「あの。ありがと。でも・・」

「・・・・・・・」

「ご、ごめんなさい。私、す、好きな人が・・いるの」

「そか・・」

今にもとけてしまいそうな、小さな微笑みを浮かべ、よっしーは
「わかった」とだけつぶやいた。

「ほんとに、ごめんなさい」

「あやまるなよ。ま、お互い部活も恋も、がんばろうぜ!」

無理矢理元気を作りだし、精一杯の笑顔を返し、走り去るよっしー。
だんだん小さくなる背中をみつめ、ちょっとだけ泣きそうになった。
< 11 / 19 >

この作品をシェア

pagetop