オレの隣で、笑って。 【完結】
数歩行ったところでアオイがくるりと振り向き、まだそこから動けないでいる私の方へ歩み寄ってきて、

「・・告られてんじゃねーよっ・・」

と小さくつぶやき、
右腕をまわしてきて私の頭を抱え、
自分の右肩にコツン、と傾けた。

トックン・・トックン・・
心臓が。
破裂しそうっ////////

アオイの右肩に頭を預け、ため息とも聞こえる深呼吸をひとつ。

「アオイ・・」
私が頭をあげようとすると、アオイは更に力をこめて私の頭を抱き、
自分の右肩に、頭をつけさせる。


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