オレの隣で、笑って。 【完結】
second:制御不能
俺は、部活のユニフォームを忘れたため、あわてて教室に戻ってきた。
グラウンドに帰る途中、3階の窓をふと覗くと、シーナが見えた。
吉宗と、楽しそうに笑っているシーナを見て、思わず足が止まる。
「・・ナニ笑ってんだよ」
声にならない思いをつぶやき、グラウンドへ戻る。
「おせーよ、アオイ!」
「すいません」
「お?なんか、機嫌悪くない?」
「いえ、そんなことは」
「ま、いっか。シュート練習、早く入れよ」
「ハイ」
俺は、ゴールめがけて、力任せにボールを蹴る。
ゴールネットを揺らすどころか、上にあがったり左にそれたり、まったくシュートできてない。メンタルは強い俺だけど、ことシーナに関することだけは、どうもコントロールできないみたいだ。
グラウンドに帰る途中、3階の窓をふと覗くと、シーナが見えた。
吉宗と、楽しそうに笑っているシーナを見て、思わず足が止まる。
「・・ナニ笑ってんだよ」
声にならない思いをつぶやき、グラウンドへ戻る。
「おせーよ、アオイ!」
「すいません」
「お?なんか、機嫌悪くない?」
「いえ、そんなことは」
「ま、いっか。シュート練習、早く入れよ」
「ハイ」
俺は、ゴールめがけて、力任せにボールを蹴る。
ゴールネットを揺らすどころか、上にあがったり左にそれたり、まったくシュートできてない。メンタルは強い俺だけど、ことシーナに関することだけは、どうもコントロールできないみたいだ。