極上な御曹司にとろ甘に愛されています
「変な声出してごめんなさい。中学の時に吹奏楽部に入ってたんですけど、この曲、中学時代に演奏した曲で思い出があって……。これリムスキー=コルサコフ 作曲の 『シェヘラザード』 って曲なんです」
「へえ、何の楽器やってたの?」
萌が吹奏楽部だなんてイメージ通りだな。
「フルートです。最初は音が出なくて大変だったんですけど、でも半年くらいするとやっと音が出るようになって……」
「萌らしいね。フルートも萌に似合ってるって思ったけど、頑張って諦めないとこが。今も吹くことあるの?」
「今はもう……。アパートは防音ではないし、吹ける場所がなくて」
「都内だと難しいよね。クラシックが好きなら、十二月とか第九聞きたくなるでしょ?」
「そうですね。聞くと血が騒ぐかも。でも、社会人になってからはチケット取る余裕もなくて、もっぱらCDばっかり聞いてますよ」
音楽の話で盛り上がる俺と萌。
「へえ、何の楽器やってたの?」
萌が吹奏楽部だなんてイメージ通りだな。
「フルートです。最初は音が出なくて大変だったんですけど、でも半年くらいするとやっと音が出るようになって……」
「萌らしいね。フルートも萌に似合ってるって思ったけど、頑張って諦めないとこが。今も吹くことあるの?」
「今はもう……。アパートは防音ではないし、吹ける場所がなくて」
「都内だと難しいよね。クラシックが好きなら、十二月とか第九聞きたくなるでしょ?」
「そうですね。聞くと血が騒ぐかも。でも、社会人になってからはチケット取る余裕もなくて、もっぱらCDばっかり聞いてますよ」
音楽の話で盛り上がる俺と萌。