極上な御曹司にとろ甘に愛されています
「相田さん、これみんなで食べて一息つこうか」
デスクの下に置いておいた紙袋を手に持ち、萌に差し出す。
これはさっきランチを食べた店で売っていたわらび餅。
真木さんが会計をしてる時に『ここのわらび餅、おみやに人気なんだ』という話をしていて、店員に頼んで帰りにこっそり購入しておいたのだ。
「これって……さっきの店で?」
「そう。田中が可哀想かと思って買っておいたんだ」
本当は萌のために買ったのだが、あえて言わない。
田中のためと言えば、彼女の負担にならないと思った。
「ありがとうございます。じゃあ、早速みんなに配りますね」
「うん、頼むよ。俺も手伝おうか?」
「大丈夫です。仕事続けてて下さい」
しばらくすると、トレーにわらび餅と緑茶を乗せて萌が現れた。
彼女は課のみんなに「高橋さんからの差し入れです」と言ってわらび餅とお茶を配り、田中には「田中君、目が死んでるよ」と柔らかな笑みを振り撒く。
そんな様子を見ていると、田中に殺意を覚えた。
デスクの下に置いておいた紙袋を手に持ち、萌に差し出す。
これはさっきランチを食べた店で売っていたわらび餅。
真木さんが会計をしてる時に『ここのわらび餅、おみやに人気なんだ』という話をしていて、店員に頼んで帰りにこっそり購入しておいたのだ。
「これって……さっきの店で?」
「そう。田中が可哀想かと思って買っておいたんだ」
本当は萌のために買ったのだが、あえて言わない。
田中のためと言えば、彼女の負担にならないと思った。
「ありがとうございます。じゃあ、早速みんなに配りますね」
「うん、頼むよ。俺も手伝おうか?」
「大丈夫です。仕事続けてて下さい」
しばらくすると、トレーにわらび餅と緑茶を乗せて萌が現れた。
彼女は課のみんなに「高橋さんからの差し入れです」と言ってわらび餅とお茶を配り、田中には「田中君、目が死んでるよ」と柔らかな笑みを振り撒く。
そんな様子を見ていると、田中に殺意を覚えた。