極上な御曹司にとろ甘に愛されています
「出汁が効いてて美味しい。俺好みの味」

「わあ、本当ですか?お口に合って良かった!」

恭介が褒めてくれたのがすごく嬉しくて破顔する。

「うん、いいお嫁さんになると思うよ」

恭介が蕩けそうな笑顔で言う。

彼は自分がどれだけ罪作りな男かわかっているのだろうか?

そんなことを言われたら本気にするじゃないの?

「で……でも、料理は卓の方が上手くて、あの子ならいいお嫁さんになれると思いますよ」

強張った顔で私は話をすり替えた。

「おっ、何仲良く弁当食べてるの?」

打合せから戻ってきた真木さんが私達に目を向ける。

あっ、……マズイ。

真木さんが打合せ行ってるの忘れてた。

目を丸くしてると、恭介がすかさずフォローしてくれた。

「食欲がなくてずっとデスクで仕事してようかと思ったんですが、相田さんがお弁当を分けてくれたんですよ」

「いいなあ、手作り。相田さん、俺にも一口ちょーだい」
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