極上な御曹司にとろ甘に愛されています
「何……その世捨て人のようなコメント。近くにいい男がいるのに、捕まえないなんて馬鹿だろ?」
卓は呆れ顔で私を見る。
一応私の方が姉なのに……その態度はないんじゃないの!
「馬鹿で結構ですよ」
私は口を尖らせてそう言うと、プイと横を向いた。
「そんな可愛くないことばっか言ってると恭介さんに振られるぞ。俺が見たところ、恭介さんは萌姉にぞっこんだと思うけど」
思わせぶりなその口調に、つい卓の顔を見てしまう。弟は私の目を見てニヤリ。
「まさか」
私は真顔で否定する。
「これ見てみろよ」
卓はズボンのポケットからスマホを取り出すと、ある画像を私に見せた。
『質問です!誕生日はいつですか?』
聞き覚えのある私の声。
卓は呆れ顔で私を見る。
一応私の方が姉なのに……その態度はないんじゃないの!
「馬鹿で結構ですよ」
私は口を尖らせてそう言うと、プイと横を向いた。
「そんな可愛くないことばっか言ってると恭介さんに振られるぞ。俺が見たところ、恭介さんは萌姉にぞっこんだと思うけど」
思わせぶりなその口調に、つい卓の顔を見てしまう。弟は私の目を見てニヤリ。
「まさか」
私は真顔で否定する。
「これ見てみろよ」
卓はズボンのポケットからスマホを取り出すと、ある画像を私に見せた。
『質問です!誕生日はいつですか?』
聞き覚えのある私の声。