極上な御曹司にとろ甘に愛されています
今回は病院にも連れて行ってもらって卓にすごく世話になったし、お礼も含めてじっくりお礼をしなければ……。

萌の寝顔を眺めながら思案していると、彼女がうっすらと目を開けた。

何度も目をしばたくと、萌はボーッとした顔で俺に目を向ける。

「おはよ」

萌に顔を近づけキスを落とせば、彼女の頬にポッと赤みが差した。

「き……恭介?」

目が覚めたのか萌は大きく目を開けると素っ頓狂な声を上げ、布団で自分の顔を隠す。

何を今さら恥ずかしがってるのか。

俺の期待を裏切らないその反応。

「大胆な萌も可愛くて良かったのに、何で顔隠すの?」

布団をベロッと剥がしてニヤニヤ顔で意地悪く聞けば、萌は今度は両手で顔を覆った。

「ま……まともに顔会わせるなんて無理……。恥ずかしすぎて死にます」

「羞恥で人は死なないから」
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