極上な御曹司にとろ甘に愛されています
バスルームのドアを開けて萌と一緒にシャワーブースに入れば、意味不明の彼女の絶叫がバスルームに響いた。

「β☆ω○☆~!」



その一時間後、ゆっくりお風呂で温まった俺達はリビングにいた。

姫はご機嫌斜め。

ソファに気だるそうに座り、プウッと膨れて口を利いてくれない。

お風呂に一緒に入ったことを怒っているのだが、自分で自由に動けないというのも不機嫌の理由のひとつだろう。

立って歩こうとしても、生まれたての子馬のような格好になる。

初めてだったから結構身体に負担がかかったのかもしれない。

今日が休日で良かったな。

俺はキッチンに行くと、食事を作る。

ボールに卵と牛乳、砂糖、バニラエッセンスを入れて混ぜると、食パンを浸し、フライパンで焼いてフレンチトーストの出来上がり。
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