極上な御曹司にとろ甘に愛されています
怒っていたのは私のはずなのに何故か今は彼の方が怒っていて……。

ええ~、私が悪いの?

「萌は俺のことをモテ男みたいに言うけど、自分だってモテてるんだよ。俺には警戒してたくせに、もっと他の男にも警戒心持って欲しいな」

腕を組んで恭介は説教を始めるが、彼の言葉に納得出来なかった。

「私がモテるなんてあり得ないですよ。告白だってされたことないのに……」

恭介の目を見て反論する。

「それは告白だって萌が認識してなかっただけだと思うけど。もっと自覚してくれない?でないと、俺の心臓に悪い」

疲れた様子で恭介は私をギュッと抱き寄せる。

……反省。

恭介ずっと接待で疲れて帰ってきたのに、責めるようなこと言って……私……思いやりにかけてたよね。

「……ごめんなさい」

恭介の胸に頬を寄せそっと呟くが、彼は私を見下ろすとダークな笑みを浮かべた。

「本当にわかってるのか怪しいな。俺の寿命を縮めてくれた責任取ってもらおうか?」
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